神戸の街を歩く　神戸ハーバーランド

神戸ハーバーランド（こうべハーバーランド）は、ＪＲ神戸駅南の海辺に作られた新しい商業タウン。開業は1992年（平成4年）。現在は一帯をumie と称されている。

大型に商業モールがあり、モザイクなどユニークな飲食店もあり、連日賑わっている。

ハーバランドの位置

ＪＲ神戸駅の南は国道2号線や高速道路（高架）が走っているため、駅を出たところから地下に降りると、地下商店街デュオ・コウベの広場に出る。それを突っ切ったところにハーバランドがある。西側には松方ホールなどがあり、東京から移設されてきたエルビス・プレスリーの像も立っている。道をへだてて東側が商業モールであり、そこを突き抜けると飲食店を主体にしたモザイクがある。

大型商業施設　umie

ハーバーランドの諸施設は、発足当時は阪急百貨店やスーパーダイエーなどが大きく構えていたが、大震災の影響を受け、経営不振に陥り、その後経営主体がいろいろかわり、2013年（平成25年）にリニューアルされumieが新たに発足した。

建物は元のままで、「NORTH MALL」・「SOUTH MALL」・「MOSAIC」の3つの棟で構成されている。

店舗数は3館合わせて225程であるが、その後も店の閉店開店が繰り返されている。若い世代を意識した高級品を含む実用性に富む店舗が増えている。

ファッション、雑貨を始め、北館「NORTH MALL」には、大型電気店、書店、食堂、スポーツ店なども揃い、家族で終日楽しめる。

SOUTH MALLには映画館もある。（ＯＳシネマ　ＯＳシネマズ神戸ハーバーランド｜OS cinemas）。

umie MOSAIC 　神戸港が一望できる飲食街

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ハーバ-ランドの東端に位置し（3館とも遊歩道で繋がっている）、海に面した場所にある。発足当時『神戸モザイク』であったがumieの発足時にumie MOSAICとなった。ショッピング、レストラン、アミューズメントが楽しめる。デートコースとして人気を集めている。

対岸のメリケンパークにある神戸ポートタワー（高さ108ｍ―2024年春まで補修工事で休館中）、海洋博物館、それらの遠景の摩耶山など、神戸ならではの景観はすばらしい。

施設の南側にアンパンマンのテーマパーク『神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール』があり、傍に観覧車（高さ50ｍ、直径45ｍ）もあって小さい子どもづれの家庭にも人気のゾーンになっている。

神戸周辺の遊行する大型遊覧船もこの前の岸壁から発着している。

川崎造船所に自衛隊の潜水艦　8時間労働制実施記念モニュメント

ハーバーランドの西側対岸は川崎重工神戸造船所。川崎重工の根拠地で記念物があちこちにある。

ハーバーランドの南端には、我が国初めての「8時間労働制実施」（川崎造船）の記念モニュメントがある。その向いには同造船所で建造された自衛隊の潜水艦が保守点検のため始終停泊、出入りしているのが見られる。（自衛隊の潜水艦はこの川崎造船所とさらに南にある三菱重工神戸造船所の二カ所で交互に建造され、神戸港はその保守点検の「基地」ともなっている）