神戸の街を歩く 六甲アイランド 小磯良平美術館・ファッション美術館など

神戸の街を歩く 六甲アイランド 小磯良平美術館・ファッション美術館など

六甲アイランドは、神戸市の東部海岸を埋め立てて作られた街。

神戸市は、背景が山で土地が少ないので海を埋め立てて街を作っている。

中央部にポートアイランドがあり、東部にこの六甲アイランドがある。

島と本土は、六甲ライナー(神戸新交通自動案内軌条式旅客輸送システム (AGT) 路線・無人)で結ばれている。

六甲アイランド1972年(昭和47年)着工され、1988年(昭和63年)に最初の住宅街が完成。1990年(平成2年)に本土繋ぐ六甲ライナーが開業した。

 六甲ライナーの駅は次のようになっている

   住吉(JR住吉駅に隣接)→魚崎(阪神電車魚崎駅に隣接)→南魚崎

  (「海を渡って島へ」→ アイランド北口 →アイランドセンタ→マリンパーク

   全長4.5㎞で、乗車時間はわずかである。

六甲アインランドは主に住宅地(現在2万人弱)であるが3つの美術館があるなど文化ゾーとしても市民に親しまれている。

1992年(平成4年) 神戸市立小磯記念美術館開館。

1997年(平成9年)   神戸ファッション美術館が開館。

2007年(平成19年) 神戸ゆかりの美術館開館

小磯良平美術館 (神戸市:神戸市立小磯記念美術館 (kobe.lg.jp) 休館・月曜日

場所は六甲ライナー・アイランド北口駅のすぐ西に位置する。

小磯記念美術館(神戸市立)は、神戸出身の洋画家・小磯良平の業績を顕彰するため1992年に開館した。

小磯良平(1903年7月25日 – 1988年12月16日)は東京美術学校(現在の東京芸術大学美術学部)西洋画科出身。在学中の1925年(大正14年)に親戚の小磯吉人の養子となり改姓し、同年「兄妹」が帝展入選、1926年(大正15年)「T嬢の像」が帝展特選を果たす。首席で卒業後の1928年(昭和3年)、フランスに留学。帰国後の1936年(昭和11年)、「新制作派協会」(現・新制作協会)の結成に加わる。戦後も東京芸術大学の教授も務めた。1988年(昭和63年)神戸の病院で死去(85歳)。東京芸術大学名誉教授。神戸市名誉市民。

画家の逝去後(1988年)、遺族より神戸市に寄贈された油彩・素描・版画など作品約2000点と関連資料を収蔵。以後、作品の収集や保存、調査研究、普及活動が継続されて現在約3200点の作品を保有している。

 美術館の中庭には小磯のアトリエを移築・復元されていて、生前の画家の制作の雰囲気を味わうことができる。またハイビジョンギャラリーでは、110インチのハイビジョンで、画家の紹介や作品の解説を行っている。展示室では小磯に関連づけた特別展など、年に数回の展覧会を開催される。

神戸ファッション美術館 神戸市:神戸市立小磯記念美術館 (kobe.lg.jp) 休館・月曜日

ファッションをテーマにした日本初の美術館として1997年に開館した。

六甲ライナーアイランド駅に隣接したビル内にある。

UFOをイメージさせる斬新なデザインの外観をしている。内部は4層で延床面積 17,000m2というかなり大規模な美術館施設である。

ファッションに関することを様々な視点からとらえたユニークな展示を行っている。ファッション産業の人材育成を目的として「素材」、「色彩」、「装飾」、「歴史」、「デザイナー」、「社会」、「メディア」の7つのカテゴリーで服飾講座を開講している。

3階にあるライブラリーでは国内外のファッションに関する図書が約4万冊、ファッション雑誌のバックナンバーなどが所蔵されている。

神戸ゆかりの美術館 神戸市:神戸ゆかりの美術館 (kobe.lg.jp)  休館・月曜日

場所はファッション美術館の1階にある。 

明治以降、港町として発展してきた神戸。この神戸で活躍した芸術家を顕彰。

世界に向けて開かれた日本の玄関口として発展してきた港町・神戸は、海や山を背景にかつて多くの洋風建築が存在し、エキゾティックな街並みは、「国際的」「ハイカラ」「モダン」「明るく開放的」といったさまざまな「神戸らしさ」を生み出してきた。

そんな神戸の魅力に惹かれた多くの芸術家たちが、神戸を拠点に活躍し、神戸の芸術文化の発展を担うとともに、日本の美術界にも大きな足跡を残している。

神戸市では、神戸の地で育まれた芸術文化を紹介するために、平成19年に、 (神戸ファッション美術館内に「神戸ゆかりの美術館」を開館した。

神戸を拠点に活躍し、神戸の芸術文化の発展を担うとともに、日本の芸術界に貢献、神戸で大きな足跡を残し、また現在も神戸で活躍中の芸術家たちの作品を、神戸市が所蔵する作品を中心に紹介している。

<主な作家>

金山平三 、小磯良平 、田村孝之助 、小松益喜石阪春生川西英 

中西勝新谷琇紀 など。

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