神戸の街を歩く 裏山・森林植物園

神戸の裏山にある森林植物園

神戸は海と山に挟まれた町であるが、背景の六甲山は西に長く山脈となっており、その内の

摩耶山の西麓にあるのが森林植物園。土日は、JR三ノ宮駅前バス停からバスの便もあり、

身近に森林気分に浸ることができる。

神戸市立森林植物園、兵庫県神戸市北区にある植物園。六甲山系は、永くはげ山だったのを、先の戦時中に公園開発が企画され、1940年(昭和15年)に開園した。

六甲山地摩耶山の西、再度山の北に位置する総面積142.6haという広大な樹木植物園となっている。周辺地域は瀬戸内海国立公園に指定されている。標高は海抜440メートル。

植物園内は、日本の代表的な樹木や、世界各地の樹木約1200種が、各々の原産地の森としてゾーンに分けるなど、自然に近い形での植栽構想に基づき植栽されいる。

北アメリカ産樹林区、ヨーロッパ産樹林区、アジア産樹林区、日本産樹林区(北日本区・照葉樹林区・日本針葉樹林区)といった原産地別に、自然生態を生かした樹林として植栽展示となっている。

その他、神戸市との姉妹・友好都市提携を記念して、それぞれの国原産の樹木に建物を添えて演出したシアトル、天津、ブリスベーン、リガ各都市の「国際親善の森」や、「さくら園」「はぎの小径」など四季の花を観賞していただける花木園、多目的芝生広場やスポーツ広場もある。

森林植物園に来ていただけるよう三大イベントとして定着した

春の「新緑つつじ・しゃくなげ散策」

初夏の「森の中のあじさい散策」

秋の「森林もみじ散策」を継続開催

「あじさい園」には、六甲山の幻の花といわれたシチダンカをはじめ、

25種350品種、約5万株を収集して植栽、国内有数のアジサイの名所

として親しまれ、6月のシーズンには多数の人が訪れている。

「つつじ・しゃくなげ園」ではツクシシャクナゲ、ホソバシャクナゲな

ど、37種約4千株のシャクナゲやツツジなど楽しめる。

秋には、ハナノキ、イロハモミジ、ハゼノキ、メタセコイアなど38種

約3千本もの色とりどりの紅葉がくりひろげる金襴が見事である。


最近は、キッチンカーやマルシェの開催、紅葉のライトアップが充実し

自然とふれあうきっかけが笛、季節を楽しむ「こどもフェスタ」や「キノ

コフェスティバル」等を開催している。

森のカフェ&森の雑貨店ルピックでは、地産地消や特色のあるメニュー

あり、森の中で飲食やショッピングを楽しめる。

<森林植物園利用>

休園日  水曜日(祝日の場合は翌日) 但し一部催し物期間中は無休 年末年始(12月29日~1月3日)

開園時間 9:00~17:00(入園は16:30まで) 一部催し物期間中は開園時間の繰り上げ、閉園時間の繰り下げもある

入園料 15才以上300円 小・中学生150円

兵庫県内に居住で65歳以上は無料

駐車料金 乗用車 500円(1日)、700台(シーズン期は最大1,000台)

<交通アクセス>

神戸電鉄 北鈴蘭台駅東口から定時無料送迎シャトルバス(所要10分、1日8往復)

土曜日・休日は、三宮バスターミナルから神戸市営バス25系統を運行(所要40分、冬期運休)

マイカーで1時間足らずで行ける。

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